なぜ私達が「たすく」プロジェクトを行なうのか

私達は、1993年の北海道南西沖地震災害に対する救援活動を始まりとし、地震・津波・水害・豪雪・噴火災害など66の災害に対し、36都道府 県100市区町村に於いて計257回の活動を行い、延べ12,173人が被災地で家屋の片づけや泥の撤去や精神的ケアなどを実施してきました。


海外では、1999年の台湾中部地震に始まり、スマトラ沖地震とその影響によるインド洋津波災害など、7つの災害に対し、6カ国9地域に於いて計10回の活動を行い、延べ583人の学生が海外での災害の復旧や復興に貢献してきました。


((2020年3月末時点)

(北海道南西沖地震災害救援活動の様子)

(令和元年東日本台風災害救援活動の様子)

甚大な被害を受けた方々は、それまでの日常が突然なくなり、生活を再建するまでの長い道のりを歩んでいかなければなりません。

私達がお力になれるのは、その道のりのごくわずかです。被災された方々が抱えるストレスと心労は、想像してもしきれません。


私達は、微力ではありますが、今目の前で困っている方のためにできることに取り組むとともに、被害を受けた家屋や地域を見て、そこにお住まいの方からお話を聞き

もし自分が暮らす地域で災害が起きたら何ができるか。その時に備えて何をしておかなければならないのか」を出来るかぎり自分ごととして捉え、活動に向き合っています。

宮城県山元町は、東日本大震災で被災し、IVUSAが2012年から復旧支援、復興支援に関わらせていただいている地域です。


活動の際に、私達が長年お世話になっている方からこのような言葉をいただきました。


「被災をした私達の経験に耳を傾け、できることに一生懸命取り組んでくれてとてもありがたい。

だけれどもっと重要なことは、ただ被災地を見て、話を聞いて終わるのではなく、見聞きしたことを自分の地元に持ち帰り、自分や大切な人を守れるよう確かな備えをすること。私達と同じ経験をしないこと」

「自分や大切な人を守れるよう

確かな備えをすること」

(宮城県山元町 普門寺 坂野住職)

「災害に備えること」は、日本に暮らす誰からも切り離せるものではありません。

しかし、いつ起こるか分からない災害への備えはどうしても優先順位が下がってしまいます。


だからこそ「たすく」では、日常の困りごと解決という身近な切り口から、

被災時の助け合いの土台となる地域住民同士の繋がりづくりにアプローチしていきます。


「たすく」は、過去の災害や被災された方々の経験から得た教訓を形にし、

私達の未来を守るプロジェクトです。

「たすく」へのご支援をお願いいたします。

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